ポケット開発のあゆみ
みなさん、波佐見焼(はさみやき)ってご存知でしょうか。
お饅頭?それともどら焼きの仲間?
いえいえ、正解は長崎県の波佐見地方特有の焼き物のことです。
「磁器」と呼ばれる材質で出来ていて陶器に比べると強度があり、鮮やかな絵付けや釉薬の発色が美しい焼き物です。
鮮やかな色と絵が特徴のお椀たち
さてどうして波佐見焼について聞いたかというと、遡ること2018年夏。
わたしたち「といれたす」は、お客様から寄せられたご意見を元にオリジナルの手洗いボウルの開発を進めることになりました。
コンパクトなサイズ感、お手入れのしやすいもの、新築のお客様にもリフォームのお客様にも選んでもらえるようなもの…。
これまでいただいたお客様の要望に答えるために、デザイナーさんと約1年間開発を行いました。
そしていざ制作に入ろうというとき、候補に出た産地が「長崎県の波佐見」でした。
その丈夫な材質と色鮮やかな発色、またデザイナーさんが以前働いていたということも決め手でした。
町のあらゆるところに窯の煙突が伸びる波佐見町。
ポケットは「小さなお手洗いでもスッキリ置けるサイズ感」「まるで洋服のポケットに手を突っ込むように、すっぽりと手を覆う形状」がなによりの特徴です。
この特徴を最大限に発揮できるよう、窯元さんになんども試作を依頼し調整をかさねました。
数々のこだわりを経て、出来上がったのが現在のポケット。
専用カウンターと合わせればスッキリとまとまり、狭いお手洗でもゆったりと過ごせます。
お色は白と黒がありますが、白は波佐見地方独特の青みがかった「はさみホワイト」。黒は艶のない「マットブラック」です。
磁器製のため、丈夫でお手入れのしやすい仕上がりとなりました。
カウンターも「ボウルを安定して支えれる」ことはもちろんですが、たくさんの工夫を行いました。
薄いアイアン製のカウンターはスタイリッシュに見えるよう丸くデザイン。ボウルの色に合わせて選べるようにこちらも2色の展開です。
また壁に固定するためのネジは、カウンターと馴染むように頭に色がついているものを選びました。
モダンな空間にも、明るい清潔感のある空間にも。
様々な空間にぴったりな手洗いボウルセットが出来上がりました。
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